プロパンガスと都市ガスの違いとは?飲食店向けのおすすめサービスも紹介

ガスのお役立ち情報

ガス設備の導入は、飲食店を開業する際に欠かせないものです。ガスには大きく分けてプロパンガスと都市ガスという2種類があり、導入するメリットやコストなどがそれぞれ異なります。ここでは、2つのガスの違いや飲食店向けのおすすめサービスについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ガスにはプロパンガスと都市ガスの2種類ある

ガスにはプロパンガスと都市ガスの2種類ある

家庭や飲食店で使用されるガスには、主にプロパンガスと都市ガスの2種類があります。この2つのガスには原料や供給方法、料金体系などにそれぞれ異なる特徴があり、特に飲食店の月々のコストに与える影響は少なくありません。そのため、新店舗の開業の際などには用途や環境に応じてガスを選択することが非常に重要です。次の項目で、プロパンガスと都市ガスの違いについて詳しく解説していきます。

プロパンガスと都市ガスの違い

プロパンガスと都市ガスの違い

プロパンガスと都市ガスは、多くの家庭や飲食店で使用されるガスですが、実は多くの点が異なっています。それぞれのガスの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

原料

プロパンガスは、石油精製の過程で生成される液化石油ガス(LPG)を主成分としており、「LPガス」とも呼ばれています。一方、都市ガスはメタン主体で構成された天然ガスを主成分としています。

供給方法

プロパンガスは、各家庭や店舗にガスボンベを設置して供給されるため、定期的にガス会社がボンベを交換しに来ます。一方の都市ガスは、地下に埋設されたパイプラインを通じて供給されるため、常時供給が可能です。

使用できるガス機器

原料や圧力が異なるため、プロパンガス用と都市ガス用の機器は互換性がありません。そのため、ガスの種類を変更する際は、すべてのガス機器を交換する必要があります。

料金

一般的に、都市ガスはプロパンガスより料金が安いと言われています。ただし、プロパンガスは供給会社を自由に選択できるため、会社やサービスによっては料金を抑えられる可能性があります。

火力

プロパンガスは、都市ガスの約2倍の熱量を持っています。実際にはガス機器によって火力が調整されるため、どちらを使用する場合でも日常的な使用で大きな違いを感じることは少ないでしょう。しかし大量のガスを使用する飲食店などでは、この熱量の差が月々のガス利用料に与える影響が大きいため、LPガスが適していると言われています。

こうした違いを理解して、自身の状況に合ったガスを選択し効率的に利用することが重要となります。

飲食店で都市ガスを使うメリット・デメリット

飲食店で都市ガスを使うメリット・デメリット

飲食店の経営において、ガスの選択は月々の利用料に大きく影響が出るため、慎重に選ばなくてはなりません。ここでは都市ガスに焦点を当てて、メリットとデメリットをそれぞれ解説します。

メリット

メリット1

コスト面

都市ガスは一般的にプロパンガスよりも料金が安いとされています。これは、ガスの配送にコストがかからず、料金体系も自治体によって規定されているためです。

メリット2

安定供給が可能

地下のガス導管を通じて供給されるため、ガス切れの心配がありません。営業中にガスが切れるリスクがなく、安定した店舗運営が可能になります。

デメリット

デメリット1

設置場所が制限される

都市ガスを利用するには、ガスの導管が通っている地域である必要があります。そのため、都心部以外では利用できない場合が多く、店舗の立地選択に制限がかかる可能性があります。

デメリット2

災害時に使えなくなるリスクがある

地震などの災害時には、導管の損傷によって広範囲でガスの供給が停止する可能性があります。そのため、復旧に時間がかかる場合は営業に支障をきたす恐れがあります。

このように、都市ガスは立地条件が合えば経済的かつ安定した選択肢となりますが、導入する際には店舗の場所や初期投資、災害対策なども考慮して判断しなくてはならないでしょう。

飲食店でプロパンガスを使うメリット・デメリット

飲食店でプロパンガスを使うメリット・デメリット

プロパンガスは多くの飲食店で利用されているガスです。ここではプロパンガス(LPガス)に焦点を当てて、そのメリットとデメリットを解説します。

メリット

メリット1

設置場所の自由度が高い

プロパンガスは都市ガスと違ってガス導管が不要なため、都市部から郊外まで、あらゆる場所に設置が可能です。そのため設置場所の自由度が高く、理想とするロケーションで開業できます。

メリット2

災害時に強い

プロパンガスは各店舗に個別のガスボンベが供給されるため、地震などの災害時でも影響を受けにくく、営業の継続性が高いです。

デメリット

デメリット1

コストがかかる

一般的に、プロパンガスはガスの配送や保管にかかるコストが料金に反映されるため、都市ガスよりも料金が高くなる傾向があります。

デメリット2

料金が変動する

プロパンガスは供給会社によって料金が異なるうえ、原油価格の変動の影響などを受けやすく、料金が不安定になる可能性があります。

デメリット3

ガス切れのリスクがある

ボンベ交換が必要となるため、ストックの管理が必要となります。もし繁忙期にガスが切れると、営業に大きな支障をきたす可能性があるでしょう。

プロパンガスは立地の自由度が高く、災害に強いという大きなメリットがありますが、コスト面や管理面で注意が必要な点もあります。そのため、店舗の立地条件や営業スタイル、予算などを考慮し、最適なガスを選択することが重要と言えるでしょう。

プロパンガスと都市ガスのどちらがお得?

プロパンガスと都市ガスのどちらがお得?

ここまでプロパンガスと都市ガスの違いについて説明してきましたが、結局どちらのガスを使用する方がお得なのでしょうか?

初期費用

初期費用の面ではプロパンガスがお得です。ガス管を引き込む工事費用がかかる可能性のある都市ガスと違い、ガスボンベを運搬するだけで済むプロパンガスは、そういった初期工事費を考えずに済むからです。家屋などの建物に新しくガスの導管を引き込む工事は、10~15万程度が相場とされていますが、建物とガス導管の距離によっては相場以上に料金がかかることもあります。

利用料金

利用料金は都市ガスの方が安いことが多いというのは前述のとおりです。毎月かかる料金が安いため、長期的に考えた場合、初期費用を含めても都市ガスの方が安くなるタイミングがくるでしょう。また、プロパンガスは以前から自由競争でしたが、2017年から都市ガスもガス会社の選択が自由になりました。これにより、ガス会社各社が自由に金額を決定できるようになり、価格競争が行われるようになっています。複数のガス会社を比較して、より安いガス会社を選択できるようになったのです。

こういった理由から、プロパンガスと都市ガスを比較した場合、一般的には都市ガスの方がお得であるといえます。

飲食店のガス契約はEPARKガスがおすすめ

飲食店のガス契約はEPARKガスがおすすめ

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