業務用冷蔵庫が必要でも、高額なので購入は難しいというお店もあるでしょう。かといって中古の冷蔵庫は使用感や故障のリスクという問題があります。昨今は購入しなくても、レンタルやリースという選択肢も増えてきました。ただ、レンタルやリースにもかかる費用や契約期間などに関して、それぞれメリットとデメリットがあります。このメリット・デメリットを把握し、両者を比較しながら、業務用冷蔵庫導入のベストな方法を探っていきましょう。
レンタルとリースの違い
![レンタルとリースの違い](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc1.webp)
リースもレンタルも業務用冷蔵庫を購入しないで、借りるという意味では一見同じサービスにも見えますが、違いがあります。まず、リースというのはリース会社がお店に代わって業務用冷蔵庫を購入し、お店がリース契約を結んで利用料金を支払い、借りるというサービスです。
一方でレンタルというのは、レンタル会社があらかじめ準備している業務用冷蔵庫を、お店側が月々定額のレンタル料金を支払って借りるというサービスです。
業務用冷蔵庫をレンタルするメリット
![業務用冷蔵庫をレンタルするメリット](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc2.webp)
業務用冷蔵庫をレンタルするメリットは、5つ挙げられます。以下で紹介します。
短期間での契約が可能
レンタルは一日や一週間、一ヶ月など比較的短期間での契約が可能です。必要なタイミングで、必要な期間のみピンポイントで借りることができるので、効率的だと言えるでしょう。例えば、故障した業務用冷蔵庫を購入するか迷った時、一時的に借りることが可能です。
審査が不要
リースは契約前に審査が行われ、パスしないと契約できません。しかし、レンタルの場合は審査がないので、契約して早めに配送の手配をすれば、すぐにでも使用できます。
途中解約が可能
リースと違って、短期契約というのもあり、途中解約が可能な点が便利です。不要になったらすぐに解約できるので、費用が無駄になりません。
メンテナンス費用はレンタル会社が負担してくれる
レンタルの場合、業務用冷蔵庫の所有者はレンタル会社になります。所有者は設備に不備が生じた場合、メンテナンスを行わなければなりません。レンタルするお店側には、メンテナンス責任はないので、お店側に過失がなければ修理費用が発生しても払わずに済みます。
不要になったらレンタル会社に返却すればよい
業務用冷蔵庫を使わなくなった場合は、自分で処分する必要はありません。レンタル会社の所有物なので、そのまま返却すればよいので手間がかかりません。
業務用冷蔵庫をレンタルするデメリット
![業務用冷蔵庫をレンタルするデメリット](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc3.webp)
業務用冷蔵庫をレンタルするデメリットは3つあります。以下で紹介します。
1回あたりレンタル料がリースよりも高くつく
レンタルの場合、契約期間が短いため、一般的に1回のレンタル料金はリースよりも高く設定されています。レンタルする期間が長ければ長いほど、設備費用がかさんでしまいます。必要な期間だけ契約できるのは良い点ですが、長期的導入には向いていないと言えるでしょう。
レンタルできる業務冷蔵庫の選択肢が狭い
レンタルできる業務用冷蔵庫は、あらかじめレンタル会社が在庫として保有しています。お店の要望があっても、リースのように新しく買い直して提供することはまずないでしょう。そのため、どうしても品揃えはリースよりも少なくなります。サイズや容量、機能などが希望にぴったりマッチしたものは、なかなか見つからない可能性もあります。
中古の業務用冷蔵庫が多い
レンタルで使用できる業務用冷蔵庫は、リースと違って以前に既に使った中古品になります。中古なので、パーツが劣化しており、不具合が生じリスクもあります。また、クリーニングやメンテナンスがされていても、多少のにおいや傷が残っている場合もあるでしょう。
業務用冷蔵庫をリースするメリット
![業務用冷蔵庫をリースするメリット](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc4.webp)
業務用冷蔵庫をリースするメリットは4つあります。以下で紹介します。
契約期間が長い
リースは数年単位での長期契約であり、平均契約期間は約5年です。長期契約で月々定額のリースを支払うことで、固定費として必要経費が管理しやすいと言えます。
レンタルよりも料金がリーズナブル
リース料は購入費用にリース料率をかけ、契約期間で割った金額となっています。契約が長期間なので、月々のリース料は、レンタル料よりもリーズナブルなのが一般的です。更に、リースにすることで初期費用を抑えることもできます。
希望する機種が借りられる
リースでは自分が欲しいサイズや大きさ、メーカーの新品の業務用冷蔵庫をリース会社が準備してくれます。希望すれば、最新機能が搭載された業務用冷蔵庫を使用することも可能です。レンタルのように、既に在庫としてある業務用冷蔵庫から選ばなくてよいというメリットがあります。
契約後は再リースや買取、返却から選べる
リース契約が終了した後、これまでよりも安い価格で再リースが可能な場合もあります。更に、契約内容によっては買取ができたり、そのまま返却したりと様々な選択肢があるはずです。不要になっても自分で処分すると費用がかかりますが、リース契約ならリース会社が引き取ってくれるので楽です。
業務用冷蔵庫をリースするデメリット
![業務用冷蔵庫をリースするデメリット](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc5.webp)
業務用冷蔵庫をリースするデメリットは4つあります。以下で紹介します。
審査に通らなければ契約できない
業務用冷蔵庫のリース契約の際には、審査が行われます。審査を通過しないと、リースが利用できないことになるのです。過去にカードローンや携帯電話の代金などで支払が遅れた経験があると、審査に通らない可能性があります。
基本的に中途解約はできない
リース契約期間中に、業務用冷蔵庫が不要になったり、新たに購入したりすることもあるでしょう。しかし、リース契約は中途解約が基本できないので、契約期間が終わるまでリース料を支払い続けなければなりません。契約によっては中途解約ができても、違約金を請求されることもあります。
メンテナンス費用を負担しなければならない
リースした業務用冷蔵庫は、機能性が高く新しいものであっても不具合が起こる可能性はあります。その際のメンテナンス費用は、リース会社ではなくお店側が負担することになっている契約が多いです。
トータルコストが高くなる
リースはレンタルよりは1回分の費用は確かに安いです。しかし、長期間リースを続けることで、最終的に購入するよりは多く費用がかかることもあります。つまり、月々の支払を長期間続けると購入費を上回る可能性があるのです。
業務用冷蔵庫を揃えるならサブスクキッチンがおすすめ
![業務用冷蔵庫を揃えるならサブスクキッチンがおすすめ](/epg.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/c110015-toc6.webp)
サブスクキッチンは、業務用冷蔵庫を含む厨房機器を、月額料金で使いたい放題のサブスクリプションサービスです。業務用冷蔵庫の品揃えも豊富であり、中古のみ扱うレンタルとは異なり、新品で最新機能が備わった機種のラインナップもあります。
契約期間が長いリースとは違って、サブスクキッチンでは1年~7年という中長期でも契約も可能なので、お店の設備費用の管理もしやすいでしょう。また、業務用冷蔵庫は新品であっても、いつ不具合や故障が起こるかわかりません。そんな時でも、メンテナンス費用はお店ではなく、サブスクキッチン側が負担してくれるので、安心して使えるでしょう。更に、災害発生や破損した場合、サブスクはレンタルと違ってきちんと補償されます。
契約終了後は、レンタルは返却するしかないですが、サブスクでは買取もしくは返却、割引料金での再利用の3つの選択肢があるのも便利です。利用はネットから申し込み、審査を通過すると納期などの打ち合わせが行われ、搬入されるという流れになります。