スチコン(スチームコンベクション)の購入を考えている方におすすめのサービスを紹介

スチームコンベクションオーブン(通称：スチコン)は、オーブンにスチーム発生装置を組み込んだ多機能調理機器です。1台で焼く・蒸す・炒める・茹でる・煮る・揚げる・炊くといった複数の調理方法に対応し、大量調理を可能にする高性能な調理機器として注目を集めています。

特徴としては、ホットエアー(熱風)、スチーム(蒸気)、そしてその両方を組み合わせたコンビネーションの3つのモードを使い分けることで、様々な調理が可能な点です。ホットエアーは熱風によって素材を均一に焼き上げることが可能であり、スチームは高温の蒸気を庫内に満たすことで繊細な蒸し物から火力が必要な調理まで対応できます。そして熱風と蒸気を組み合わせたコンビネーションでは、食材の旨味を逃がさずに、表面の乾燥を防ぎながら調理が可能です。

衛生面

スチコンを新品で購入する際の最大のメリットは、衛生面で確実な安心感が得られる点にあります。食品を扱う厨房機器にとって、衛生管理は最優先で考慮すべき事項であり、新品の機器を導入することで確実な安全性を確保することができます。

メーカーによる保証サービスが充実している

一般的に新品のスチコンには1年以上の保証期間が設定されており、故障時の修理費用も保証でカバーできるため、予期せぬ出費を抑制することが可能です。

機能が充実している

最新のスチコンは省エネ性能や調理機能が充実しており、ランニングコストの削減や調理品質の向上にも貢献します。デジタル制御による精密な温度管理や、スチーム量の自動調整など、新しい機能を最大限に活用できることも、新品購入の大きなメリットと言えるでしょう。

将来的な資産価値

適切なメンテナンスを行い、保証書や整備記録を保管しておけば、将来的に中古品として売却する際にも好条件での取引が期待できるでしょう。

導入時に高額な初期投資が必要となる

店舗の開業時には内装工事や人件費といった多くの支出が必要となりますが、新品のスチコンの購入は、そうした開業資金を大きく圧迫する要因となる恐れがあります。

在庫状況によっては納品までに時間を要する

特に人気機種や最新モデルはメーカーからの取り寄せが必要となるケースも多く、開業のスケジュールに影響が出ないよう、余裕を持った発注が必要となるでしょう。

操作方法の習得に時間を要する

デジタル制御による高度な機能は、使いこなすまでに一定の練習期間が必要となるほか、開業直後はスタッフの習熟度が低いことによって業務効率が低下する可能性もあります。そのため、スタッフのトレーニング期間の確保も考慮に入れなければなりません。その他、導入初期は機器の特性を把握するまでに時間がかかるため、調理ロスが発生しやすいといった点も考慮が必要です。温度管理や蒸気量の設定など、最適な条件を見出すまでには試行錯誤が必要となるでしょう。

導入時の費用を大幅に抑えられる

新品であれば数百万円するようなスチコンでも、中古品であれば半額以下で入手できる可能性があります。こうして開業時の設備投資を抑えることで、その分を運転資金や他の機器の購入に充てることが可能となります。

購入後すぐに納品・設置が可能

新品の場合は取り寄せに時間を要することがありますが、中古品であれば即日の設置にも対応できるため、開業準備のスケジュール管理がしやすくなります。そのため、既存機器の突発的な故障時にも、迅速な対応が可能となるでしょう。

製造が終了した機種も入手できる

同じ機種をずっと使用しており、故障で買い替える際も操作に慣れたスチコンが良いのであれば、同機種を手に入れるには中古品で購入するのが現実的です。また、スタッフが操作に慣れた同機種の中古品を購入する場合、新人教育がスムーズに進められるといったメリットも無視できません。

予期せぬ故障のリスクが高い

前のオーナーのメンテナンス状況が不明確な中古機器は、内部に蓄積した汚れや劣化によって、突発的な故障が発生する可能性があります。新品であれば1年以上のメーカー保証が付帯しますが、中古品は一般的に保証期間が3～6ヶ月程度と短く、保証がまったくない場合も存在します。
また、製造年が古い機種の場合、部品供給が終了している可能性がある点にも注意が必要です。修理が必要となった際に、適合する部品が入手できずに長期間使用できなくなるケースも想定されます。特に故障箇所が電気系統やコンピュータ制御部分の場合、修理自体が困難となる可能性があります。

衛生面でのリスク

中古品の場合、衛生管理の面でも課題があります。前の所有者による清掃やメンテナンスが適切に行われていないと、庫内や配管部分に水垢や油汚れが蓄積している可能性があります。このような衛生面でのリスクは、食品衛生法による厳密な管理が求められる飲食店にとって重大な問題となるでしょう。さらに、長年の使用による外観の劣化にも考慮が必要です。厨房は接客エリアから見える場合も多く、機器の見た目の状態は店舗の印象に影響を与える可能性があります。