飲食店で防犯カメラ設置するメリット・デメリットとおすすめのシステム紹介
飲食店で防犯カメラ設置するメリット・デメリットとおすすめのシステム紹介
2024.12.10
飲食店は金銭のやり取りが多く、店内が広ければオーナーの目が届かない場所があります。そのため、防犯カメラを設置したいと考えているオーナーもいるでしょう。このコラムでは、飲食店における防犯カメラの必要性や、メリット・デメリットを解説します。防犯カメラ設置の注意点や、おすすめのシステムの紹介もあります。防犯カメラによる犯罪防止や、従業員の不正の抑制、オペレーションの改善などに興味がある方は、ぜひ続きをご確認ください。
飲食店に防犯カメラを設置する理由
飲食店で防犯カメラの設置は、従業員の不正を確認したいという理由が最も多く挙げられています。一般的に防犯カメラの設置は、盗難被害を防ぐものです。外部による被害を防ぐ意味が大きいのですが、飲食店の場合は内部の被害を防ぐ意味合いが強くなっています。
例えば、店内に防犯カメラがあれば、従業員はレジのお金をごまかすことが難しくなります。不正の証拠映像として残したい理由はもちろん、防犯カメラがあることで従業員の意識を高める意味でも有効です。
飲食店に防犯カメラを設置するメリット
飲食店に防犯カメラを設置すると、犯罪防止や記録が残るメリットがあります。防犯カメラは、健全な飲食店の運営に役立つ道具だと言えます。
メリット1
犯罪抑止につながる
店内に防犯カメラが設置されていると、それだけで犯罪防止効果が期待できます。犯罪を起こそうと考えている人が、店内の防犯カメラを見て犯行を思いとどまることはよくあります。防犯カメラがあると、人は誰かに見られていると感じるため、犯罪抑制に有効です。効果を高めるためには、店内と店外の両方に防犯カメラを設置すると良いでしょう。
メリット2
記録が残る
防犯カメラは、お店の様子を撮影しています。撮影されたデータは一定期間記録として残す場合が多いため、犯罪が起きたらその映像を警察に提供できます。映像としての記録は、犯罪の証拠です。犯人の顔や服装の確認、どのような状況で犯罪が行われたのかの確認もできるため、犯人逮捕につながる可能性があります。また、防犯カメラが撮影したデータは、店内のトラブル解消にも有効です。例えば、従業員によるバイトテロの証拠や、スタッフとお客様の間で起きたトラブルの原因究明にも役立ちます。
メリット3
マーケティングに活用できる
防犯カメラの映像から、お客様の属性を把握することができます。どの時間帯にどの属性のお客様の来店数が多くなるのかがわかり、マーケティングに活用できます。例えば、お店の入り口に防犯カメラを設置して来店状況を確認する方法や、バイキング形式でどの料理が人気なのか把握することが可能です。ただし、お客様がリラックスして過ごしてもらえるよう、防犯カメラによるプライバシー侵害には十分注意する必要があります。
飲食店に防犯カメラを設置するデメリット
飲食店で防犯カメラを設置すると、デメリットが大きくなる場合があります。メリットとデメリットの両方を比較しながら、設置するか考えるようにしましょう。
デメリット1
大きさや数を間違えると店内の雰囲気が悪くなる
目立つ防犯カメラは犯罪抑制効果が高くなります。しかし、雰囲気を大切にする飲食店では、防犯カメラで店内の居心地が悪くなる恐れがあります。特に飲食店では、防犯カメラのデザイン性が重要です。防犯カメラが大きすぎても店内の雰囲気を壊してしまい、お客様がリラックスして過ごしにくくなります。また、店内で過ごすお客様から防犯カメラが直接見えるのも避けたいことです。防犯カメラは必要な場所のみに留めて、数が多くなりすぎないよう注意が必要です。
デメリット2
過剰な緊張感が生まれやすい
必要な場所のみ防犯カメラを設置すると、従業員もお客様も守られている安心感があります。例えば、コンビニエンスストアの防犯カメラはその典型的な良い例で、犯罪が増えやすい深夜の時間帯に従業員が安心して働く環境を提供します。しかし、飲食店の場合は、防犯カメラがあることで逆に従業員やお客様に過剰な緊張感が生まれやすいので注意が必要です。防犯カメラが多すぎれば従業員は常に監視されていると感じるため、のびのびと働けなくなります。また、防犯カメラが目立ちすぎる飲食店は、お客様にとっても近づきにくい印象を与えてしまいます。お客様にとって食事する時間はリラックスタイムであり、防犯カメラでその時間帯を奪うのは避けなければなりません。
デメリット3
防犯カメラの犯罪抑制効果は万全ではない
犯罪者によっては、防犯カメラがあっても犯行に及ぶ人がいます。そのため、飲食店に防犯カメラがあっても、完全に犯罪を抑制することはできません。飲食店に防犯カメラがあるからと、従業員に犯罪抑制の教育をしないのは避けるべきです。防犯カメラの死角や、犯罪が起きる前に兆候を見逃さないための対策は、従業員に指導しておく必要があります。
飲食店で防犯カメラを設置するおすすめの場所
飲食店で防犯カメラの設置は、店内の雰囲気を壊さないよう、最小限にとどめるべきです。しかし、どこに設置したらいいか迷う場合も多いため、おススメの場所を紹介します。
お店の出入口
お店の出入口は、お客様や食材の配達業者など不特定多数の人が出入りします。マーケティングの活用のためや、犯罪の証拠を残すため有効な場所です。
お店の裏口
お店に裏口がある場合は、裏口にも防犯カメラを設置しましょう。裏口は人目に付きにくいことが多いため、犯罪が起きやすい場所です。また、裏口から続く従業員のロッカールームも犯罪者に狙われやすいため、防犯カメラの設置がおすすめです。
レジの横
レジの横の防犯カメラは、釣銭の間違いや、犯罪が起きた際に証拠を残すことができます。また、レジはスタッフが常駐しないことも多いため、防犯カメラによる防犯対策がおすすめです。
店内全体を見渡せる場所
店内全体を見渡せる場所に防犯カメラを設置しておくと、お客様の荷物が盗まれるリスクを防止できます。また、調理場から全体の様子を確認できるため、調理の進み具合を調節できるようになります。
駐車場
駐車場は、お客様の車同士のトラブルが起きやすい場所です。人目が届きにくく車上荒らしに遭いやすいため、防犯カメラの設置がおすすめです。
飲食店で防犯カメラを設置するときの注意点
飲食店で防犯カメラを設置する場合は、適切なものを選ぶことが大切です。プライバシーにも配慮する対策をしましょう。
デザインを考慮する
存在感のある防犯カメラは、従業員やお客様に威圧感を与えてしまいます。お店の出入口や駐車場など防犯性を高める部分は目立つ防犯カメラのほうが良いのですが、お客様の席から目に付く部分は防犯カメラだとわかりにくいデザインを選びましょう。
プライバシーポリシーを提示する
飲食店に防犯カメラを設置すること自体は、違法ではありません。しかし、撮影された人には肖像権があるため、映像を第三者に提供することは禁じられています。店内の張り紙や公式ホームページなどにプライバシーポリシーを提示させ、映像をマーケティングに使うことや、第三者に映像を提供しない旨を提示しましょう。また、店内には目立つ場所に「防犯カメラ作動中」の表示を行うのが適切です。
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Safieは、AI技術を活用したクラウド型の防犯カメラサービスです。録画されたデータは、クラウドに保存されるため、データの管理がしやすくなります。防犯カメラは置くだけで使用できるタイプや、天井や屋外に設置できるものが選択可能です。
高解像度の映像とクリアな音声が特徴で、不正やトラブルの証拠を残せます。防犯カメラの映像はパソコンやスマートフォンから閲覧でき、離れた場所にいるオーナーによる遠隔臨店が可能です。