業務用冷凍庫は、飲食店をやっていくうえでなくてはならない機器です。ただし、揃えるにしても費用がかかるのでレンタルやリースを検討する方も少なくありません。購入するよりは、初期投資において負担は少ないですが、デメリットもあります。そこで、レンタルやリースの特徴を知ったうえで、更に便利でおすすめしたいサービスがあるので見ていきましょう。
レンタルとリースの違いとは

リースとレンタルは、業務用冷凍庫を購入せずに料金を払って借りるという点では似ていますが、契約期間などに違いがあります。
まず、レンタルはレンタル会社が所有する業務用冷凍庫を、レンタル代金を支払って契約期間中に借りるというサービスです。契約期間は、1日や1週間、1ヶ月単位と短く設定されています。契約終了後は、もとから所有権はレンタル会社にあるので返却します。
リースはリース会社が、お店の代わりに購入した業務用冷凍庫を、お店がリース料を支払って契約期間中使用するというサービスです。契約期間は、年単位と長期契約になります。契約終了後は、再リースもしくは返却、買取から選べます。
業務用冷凍庫をレンタルするメリット

業務用冷凍庫をレンタルするメリットは3つあります。以下で紹介します。
短期から契約できるので必要な時のみ利用できる
レンタルは長期契約のリースと違って、基本的に1日や1週間、1ヶ月単位の短期間の契約になります。そのため、必要なタイミングで必要な期間だけ、契約ができるので無駄がありません。例えば、故障して新しく買い直す間だけ、レンタルを使うといった利用の仕方もできて便利です。
中途解約もできる
リースの場合は、契約中に業務用冷凍庫が不要となっても中途解約はできません。どうしても解約するには、違約金を請求されることもあります。一方でレンタルは、契約期間中に不要となったらいつでも解約ができます。比較的気軽に利用できるので、使い勝手はよいと言えるでしょう。
故障の場合はレンタル会社が修理を請け負う
レンタルの業務用冷凍庫は、中古品なので故障のリスクもそれなりにあります。万一不具合が起きた場合は、修理費用の負担はレンタル会社になります。契約期間中に故障したら、別の業務用冷凍庫に無償で交換してもらえるという場合もあるので安心です。
業務用冷凍庫をレンタルするデメリット

業務用冷凍庫をレンタルするデメリット4つあります。以下で紹介します。
業務用冷凍庫の選択肢が限られる
お店がレンタルする機種は、レンタル会社が保有している業務用冷蔵庫の中から選ぶことになります。既に在庫としてある機種から選ばなければなりません。選択肢が限られてしまうので、自分の好きなメーカーや欲しい機種が使えない可能性もあります。
新品や最新の機種が使えない
レンタル会社の業務用冷凍庫は、リースと違って必ずしも最新機種ではありません。しかも、リースは新品が使えますが、レンタルの場合は他の利用者が使った中古品です。最新の機種や機能にこだわる人にとっては、使いにくく、モチベーションの低下につながる場合があるでしょう。
中古品なので故障のリスクが高い
レンタル会社の業務用冷凍庫は、既に繰り返しレンタルされたものです。長期間使われたものは、故障のリスクも高くなります。
レンタル代はリースよりも高くつく
レンタル代は、レンタル会社が個々の機器ごとに価格を決めています。契約期間が短期間ということもあって、リースよりも1回分のレンタル代が割高なケースが多いです。
業務用冷凍庫をリースするメリット

業務用冷凍庫をリースするメリットは4つあります。以下で紹介します。
長期契約できて、ランニングコストがわかりやすい
リース契約は、短期のレンタル契約に対し、年単位の長期契約となります。リース料金は毎月定額なので、長期的なお店の運営資金を考えた時、ランニングコストが把握しやすいと言えます。つまり、将来的な資金計画も立てやすく、お店の経営安定にもつながるでしょう。
レンタル代よりは料金が安い
リース料は、機器の購入費用リース利率をかけた金額になります。トータルの金額でみると、購入価格よりも高くついてしまいます。しかし、1回の使用料が高めのレンタルよりは月額料金は安いと言えるでしょう。
自分が使いたい機種が新品で手に入る
リース契約では、自分の欲しいメーカーやブランド機種をリース会社が代わりに購入してくれます。そのため、新品の最新の業務用冷凍庫を高いお金を出して、購入しなくても済むというメリットがあります。
契約後は3つの選択肢がある
契約終了後は、レンタルの場合は買取できないので返却しなければなりません。しかし、リースの場合は契約期間が終わったら、返却か再リース、条件を満たせば買取も可能です。
業務用冷凍庫をリースするデメリット

業務用冷凍庫をリースするデメリットは4つあります。以下で紹介します。
中途解約ができない
リース契約で業務用冷凍庫を導入した場合、途中で不要になっても、原則中途解約はできません。それは、リース料を契約期間中に徴収することで、本体購入費を回収する必要があるからです。ただ、どうしても解約するなら違約金を支払えば、解約できる場合もあります。
故障時の修理義務は契約者にある
リース契約期間中に、業務量冷凍庫に不具合が生じたら、修理やメンテナンス費用はお店側が負担しなければなりません。一方で、レンタルはレンタル会社側が、メンテナンス費用を負担してくれるので安心です。
契約時に審査がある
リース契約を締結する際は、毎月定額リース料を契約終了まで支払えるか審査が行われます。過去に債務の返済が滞ったことがあると、審査を通らない場合もあります。また、リース会社によっては連帯保証人をつけなければならない場合もあるでしょう。
買取の条件が厳しい場合もある
リース契約終了後は、引き続き同じ機種を使用した場合、再リース契約を結べます。また、気に入れば買取という形も取れます。ただし、買取の場合数年間のリース契約を経てからなど、条件が厳しくなかなか買い取れない場合もあるのです。
業務用冷凍庫を揃えるならサブスクキッチンがおすすめ

業務用冷凍庫を導入するのに、リースかレンタルか迷うというお店の方もいるでしょう。どちらにもメリットとでメリットがあるので、決めかねるのかもしれません。
ではリースでもレンタルでもない、サブスクキッチンを利用してみてはどうしょうか。サブスクキッチンは、新品の最新機種の業務用冷蔵庫を長期間使えるサブスクサービスのことです。
業務用冷凍庫のラインナップも豊富で、国内のサブスクサービスの中でもダントツの品揃えとして有名です。契約期間はリース並みに1年から7年と長く、長期のスパンで設備にかかる費用が計算しやすいと言えるでしょう。更に、業務用冷凍庫が故障してしまっても、お店側へは負担は最小限で済みます。利用の申し込みはネットでできて、その後審査が行われます。
審査をパスするとリース契約に進み、契約を結ぶといよいよ利用開始です。手続きも簡単にできるので、利用しやすいと言えるでしょう。サブスクキッチンの方で、保守や修繕業務は請け負ってもらえるので、安心して使えます。また、契約終了後は、リースと同じように返却か、割引料金で契約を延長するか、買い取るかを選択できます。
月額使用料は、レンタルほどは割高ではなく、リースよりもやや安いので、お店側の経済的な負担も少ないでしょう。