マルチ決済端末とは?飲食店で導入できるおすすめサービスを紹介
マルチ決済端末とは?飲食店で導入できるおすすめサービスを紹介
2024.05.23
飲食店において、顧客満足度を高めるためには、スムーズな決済手段の提供が重要です。現代の多様化した支払い方法に対応するため、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多岐にわたる決済手段を一つの端末で処理できるマルチ決済端末の導入が求められています。本記事では、マルチ決済端末の概要を説明し、最後におすすめのマルチ決済端末サービスをご紹介します。
マルチ決済端末とは
まずマルチ決済端末について簡単に解説いたします。マルチ決済端末とは、複数の支払い方法に対応できる決済機器のことを指します。例えば、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、さまざまな支払い手段を一つの端末で受け付けることが可能です。これにより、顧客は自分の好みの方法で支払いを行えるため、利便性が向上します。また、店舗側も複数の端末を用意する必要がなく、管理が容易になります。マルチ決済端末の導入は、現代のキャッシュレス社会において、顧客満足度を高める重要な手段となっています。
マルチ決済端末で利用できる決済方法
マルチ決済端末では先ほどの概要で説明した通り、複数の支払い方法に対応できる決済端末のことを言います。具体的に各決済方法について解説します。
クレジットカードでのお支払い
Visa、Mastercard、American Expressなどの主要ブランドに対応できます。
デビットカードでのお支払い
銀行口座に直接接続されたカードでの支払いに対応できます。
電子マネーでのお支払い
交通系ICカード、Edy、nanaco、WAONなどの電子マネーでのお支払いに対応できます。
QRコード決済でのお支払い
PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い、AliPay、WeChat PayなどQRコードから読み取ったお支払い方法に対応できます。
このようにマルチ決済端末では上記のような支払いを方法を複数取り扱っている一つの端末のことを指します。また、飲食店でお会計時の決済端末を意識してみるといいでしょう。クレジットカードのような差し込みと、カードを端末にかざしておこなうタッチ決済が両方できるものがあると思いますが、このような端末がマルチ決済と呼ばれるものとなります。
飲食店がマルチ決済端末を導入するメリット
では、飲食店でマルチ決済端末を導入するメリットにはどういったものがあるのでしょうか?ここでは飲食店でマルチ決済端末を導入するときのメリットを6点紹介いたします。
メリット1
顧客満足度の向上
顧客は自分の好みに合わせて多様な支払い方法を選択できるため、利便性が高まり、満足度が向上します。
メリット2
会計のスピードアップ
タッチ決済やQRコード決済など、迅速な支払い方法に対応しているため、会計処理がスムーズになり、顧客の待ち時間が短縮されます。
メリット3
売上の増加
幅広い決済方法に対応することで、現金を持たない顧客や海外観光客など、多様な顧客層を取り込むことができ、売上増加が期待できます。
メリット4
コスト削減
一つの端末で複数の決済方法を処理できるため、複数の専用端末を導入する必要がなくなり、機器管理や導入コストが削減されます。
メリット5
キャッシュレス化の促進
現金の取り扱いが減少することで、現金管理の手間やリスク(例えば、偽造紙幣や現金の盗難など)が軽減されます。また、キャッシュレス化が進むことで、店舗の効率も向上します。
メリット6
プロモーションとの連携
QRコード決済や電子マネーは、ポイント還元やクーポン配布などのプロモーション施策と連携しやすく、顧客のリピート率向上や新規顧客の獲得に寄与します。
これらのメリットにより、マルチ決済端末の導入は、飲食店にとって顧客満足度の向上と経営効率の改善に大いに役立つといえます。このようなメリットを確認したうえで最適な端末選びを実践していきましょう。
マルチ決済端末を導入するうえでの注意点
もちろんマルチ決済端末を導入する上でもデメリットとなる要素もございます。ここでは、マルチ決済端末を導入する上での注意点やデメリットについて紹介いたします。
導入コストがかかる
初期費用や端末の購入・リース費用がかかる場合があります。また、月額の運用コストや決済手数料も発生するため、コスト計算が必要です。
予期せぬシステムトラブルが発生する
機器やソフトウェアのトラブルが発生することがあります。特に、ネットワーク環境に依存するため、通信障害が起きると決済ができなくなるリスクがあります。
セキュリティリスクがある
電子決済では顧客のカード情報や個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策が必須です。不正アクセスやデータ漏洩のリスクに対して十分な対策を講じる必要があります。
操作方法について従業員の教育が必要
新しい端末の操作方法やトラブルシューティングについて、従業員の教育が必要です。慣れるまでの間、誤操作やトラブル対応に時間がかかることがあります。
システムの更新やメンテナンスが入る可能性もある
ソフトウェアのアップデートやシステムのメンテナンスが定期的に必要となります。これに対応するための時間とコストが発生します。
複数の決済サービスごとの条件が違う場合も
各決済サービスごとに異なる契約条件や手数料体系があるため、複数のサービスを一括管理する手間が増えます。また、サービスごとの利用規約やセキュリティ基準にも注意が必要です。
特定の決済方法ができない場合の顧客対応
特定の決済方法が利用できない場合や、機器のトラブルが発生した場合に迅速に対応できるよう、顧客対応の準備が求められます。
これらのデメリットを考慮し、マルチ決済端末の導入を計画する際には、十分な事前準備と対策が重要です。次の項目では実際にマルチ決済端末を導入検討するうえでの比較ポイントを解説します。
マルチ決済端末を比較するときのポイント
先ほどの項目でマルチ決済端末を導入する上でのメリット・デメリットを解説しました。実際に飲食店でマルチ決済端末を設置したいと考えていても、機種や販売提供会社によってサービス内容も様々です。ここでは、実際にマルチ決済端末を導入する上において、他社比較の検討をする前提で最適な端末を選ぶポイントについて解説していきます。
ポイント1
対応決済方法の種類
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済、NFC決済など、どのような支払い方法に対応しているかを確認します。対応範囲が広いほど顧客の利便性が向上します。
ポイント2
導入コストと運用コスト
初期導入費用、端末の購入またはリース費用、月額運用費用、決済手数料などのコスト面を比較します。長期的なコストも考慮に入れることが重要です。
ポイント3
セキュリティ対策
顧客情報や決済情報を安全に取り扱うためのセキュリティ機能(暗号化、認証機能など)が十分に整っているかを確認します。PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)に準拠しているかも重要です。
ポイント4
サポート体制
トラブルが発生した際のサポート体制が充実しているか、迅速に対応してもらえるかを確認します。24時間サポートや日本語対応があると安心です。
ポイント5
取扱いブランド
対応しているクレジットカードブランドや電子マネーの種類を確認します。主要なブランド(Visa、Mastercard、American Expressなど)に対応しているかが重要です。
ポイント6
導入事例と評判
他の飲食店や同業種での導入事例や、実際に利用している店舗の評判を参考にします。信頼性や使い勝手についてのフィードバックを確認することで、実際の利用感を把握できます。
これらのポイントを総合的に比較・評価することで、自店舗に最適なマルチ決済端末を選定することができます。最後に弊社で取り扱っているEPARKペイメントサービスについて紹介いたします。
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※株式会社EPGでは、QRコード決済の連携をしておりませんので予めご了承ください。